TOPICS

二重窓でエコ&防犯対策!補助金制度で始めるお得なリフォームを

2024.11.07

今回は窓についてのお話です。 断熱効果や防犯対策にも一役買ってくれる二重窓(二重サッシ)について紹介します。補助金や助成金を活用することで、お得に取り付けることができるのもポイントです。

1.二重窓(二重サッシ)とは?

1-1. 二重窓とは

二重窓とは、窓が二重構造になっているものを指します。今ある窓にもうひとつ窓(内窓)をつけることで二重窓になります。内側の窓を開けてもすぐに外気が入ってくることはなく、もう1回窓を開けることで外からの空気が入ります。

1-2. 二重窓の特徴

二重窓の一番の特徴は、断熱性能を高められることです。窓と窓の間に閉じ込められた空気の層が緩衝材の役割を果たすことになり、夏の暑さや冬の寒さから室内を守ってくれます。

また、気密性も高めてくれます。すきま風が減ることで、夏場の暑い外気が入りにくくなり、冬場の室内の暖かい空気が外に逃げにくくなります。

2. 二重窓のメリット

2-1. 省エネ効果

断熱性・気密性が高まることで冷暖房の効率がよくなり、光熱費の節約につながります。さまざまなエネルギーコストが高騰している中、二重窓にする経済的メリットは大きいと言えそうです。

2-2. 防犯対策

戸建て侵入犯罪の侵入口として最も多いのは「窓」だそうです。空き巣犯は、侵入に時間がかかりそうな家は避けます。二重窓の家に侵入するためには2枚の窓を割らなければならないため、「住宅へ侵入しにくい家」となり対象から外れやすくなります。二重窓にしておくことで、視覚的な抑止力にもつながります。さらに、防犯ガラスにしたり、防犯フィルムを貼り付けておくとより効果的でしょう。

2-3. 結露対策

結露は、外気と室内の気温差が原因で生じる現象です。二重窓は外側のガラスと内側のガラスの間に空気の層をつくり、外の冷たい空気を室内に伝えにくくしています。そのため、断熱効果のある二重窓は結露対策にもなります。

ただし、外と室内の気温差が大きすぎたり、室内の湿度が高すぎるなど、環境によっては結露が発生してしまうこともあります。その場合は、換気を行うなどして空気を循環させましょう。

3. 設置前に知っておきたいデメリットと対策方法

3-1. 掃除に時間がかかる

窓ガラスが外窓と内窓の2枚になるため、窓ガラスの掃除に時間がかかります。また外窓と内窓の間にもゴミやほこりがたまるため、その部分の掃除も必要になります。

3-2. 窓の開け閉めが大変

窓の開閉時には、内窓と外窓の両方を開け閉めする必要があります。頻繁に使用する窓を二重窓にすると少し煩わしさを感じるかもしれません。

3-3. 室内がせまく感じられる

二重窓は外窓の室内側にもう一枚、窓枠を設置するため、室内が少しだけせまくなります。特に縁側やベランダに続くような大きな窓の場合は、室内がせまく感じられるかもしれません。ですが、間取りの工夫などで開放感のある空間にすることは可能です。

4.補助金制度を利用して二重窓リフォームを

二重窓にするためには費用がかかるため、迷っている方も多いと思います。ですが、補助金制度を利用することでお得に設置できる場合があります。省エネや窓に特化した補助金、子育て世帯をサポートする補助金など国や地方ごとにいくつか補助金制度があります。利用するためには条件や申請期間がありますので、事業者と一緒に対象かどうか確認した上で進めるようにしましょう。

まとめ

古民家をリノベーションする際、窓を二重窓にすることで快適な暮らしになることがあります。古い家のよさを大切にしながら新しい息吹を吹き込めるよう、施主様の思いやライフスタイルに寄り添った提案をさせていただいております。どうぞお気軽にご相談ください。

リノベーションについてはこちらをご覧ください