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リノベーションで住空間を変える! メリット&デメリットは? リフォームとの違いも解説します

2023.11.22

ライフスタイルや家族構成の変化によって今、暮らしている住空間を変えたいという方もいらっしゃるかと思います。また、中古住宅や中古マンションの購入を検討している方もいるかもしれません。「それならリノベーション? それともリフォーム?」なんとなく言葉は聞いたことがあるけれど、違いは分かりづらいものです。今回は、リノベーションとリフォームの違いについて、またリノベーション住宅の施工例もご紹介します。

1. リノベーションとは?

リノベーションは、既存の建物に対して新たに機能や価値を付け加えるための改修工事を行うことです。建物の構造に手を加えることもあり、壁を取り壊して空間を広げるなど新しい空間を作り出すことができます。また、デザインや設備面でも新しいものを取り入れることができ、住まいをより快適な環境に整えることができます。

<リノベーションに適したケース>

・古い建物を現代的な住宅に変えたい

・デザインや機能を改良して、新しいライフスタイルに合わせたい

・構造的な問題を解決し、建物の寿命を延ばしたい

2.リフォームとは?

リフォームは、一般的に特定の部屋やエリアに焦点を当てて、改良や修理を行い、住まいをより魅力的で機能的な空間にすることができます。例えば、キッチン、バスルーム、リビングルームなど単体で工事を行えるので、段階的に修繕していくことができます。

<リフォームに適したケース>

・特定の部屋やエリアを改善して、新しい機能を導入したい

・古くなった設備や素材をアップグレードして住宅の魅力を向上させたい

・空間デザインや機能を変更したい

3.リノベーションとリフォームのメリット・デメリット

まずは、リノベーションから見ていきましょう。

3-1.リノベーションのメリット

・ある程度まとまってリニューアルできるため、デザインやレイアウト変更の自由度が高い

・構造上の制限はあるが、新築のような仕上がりが期待できる

3-2.リノベーションのデメリット

・リフォームより費用が高く、まとまった工期が必要となる

・工事によっては暮らしながらの施工が難しい

次に、リフォームについてです。

3-3.リフォームのメリット

・費用が抑えられ、工期も短め

・空間ごとに工事できるため、住みながら施工可能

3-4.リフォームのデメリット

・デザインやレイアウトの自由度が少ない

・ビフォーアフターの変化が少ない

・建物内に新しいものと古いものが混在するので “つぎはぎ感”が残る

4.リノベーション施工例

4-1.マンションリノベーション例

<家族構成:夫婦と子ども1人の3人暮らし

実は10年前にも同じお宅のリビングをリノベーションさせていただきました。

今回は、家族構成や生活スタイルの変化に合わせ、玄関まわり、洗面所・バス・トイレ、洋室をリノベーションさせていただきました。ご家族と話し合いながら、スタイリッシュで使い勝手のよい、機能的な空間に生まれ変わりました。

◆玄関まわり

玄関ホールを広くしました。また、可動式でたっぷり収納できるシューズクロークを設けました。引き込み戸の壁の厚みを利用して、女性用(26㎝)、男性用(30㎝)と奥行きに違いがあるのも特長です。使用しないときは、ロールスクリーンを下ろすことで、すっきり見せる工夫もしています。

玄関からリビングへ(写真左)。もとの洋室の一部を土間収納に。玄関入ってすぐのところにあるので便利です(写真右)。

◆サニタリールーム

洗面部から洗濯機まで同じ高さになるようにそろえたので、すっきりとした印象です。

家事動線を意識して、同じ空間で洗濯物を干し、乾いたらそのまま洗面台でたたんだり、アイロンをかけることもできます。出かける前の身支度も、同じ空間でできるのでとてもスピーディです。

◆洋室

荷物置きになっていた洋室が娘さんの部屋として生まれ変わりました。

ベッドや机の配置を想定して、台形のカウンターテーブルを設置。窓の向こう側は土間収納のスペースで、土間収納の上部は洋室の収納スペースになっています。クローク収納や本棚もつくりました。

4-2.戸建てリノベーション例

<サロンとグランドピアノのための増築

ピアノ教室を主宰されているお客様からのご依頼で、グランドピアノのための空間をつくりました。

玄関ドアを開けると、広々とした空間が広がっています。ここでピアノレッスンを行ったり、ミニ演奏会を開くなど、人が集える空間に生まれ変わりました。

また、日当たり良好のテラススペースも増築。ホッと一息つける空間が生まれました。

5.リノベーションの費用は?

リノベーションは、工事も大掛かりで工期も長くなるため、費用は高くなりがちです。工事をする場所、広さによってかなり幅がありますが、部分的な工事ですと費用は100万円から300万円台。間取りや内装のデザインを大きく変える工事などでは300万円を超える場合も多くなります。担当者と相談しながら予算を決めていくようにしましょう。

まとめ

今回はリノベーションとリフォームの違いについて。また、リノベーションの施工例を紹介しました。リノベーションは、古いものを大切にしつつ、建物に新しい命を吹き込み新たな可能性に変えていく魅力があります。弊社では、お客様のご要望をしっかりとお聞きしながら進めています。どうぞお気軽にご相談ください。