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注文住宅を建てる際の費用の内訳は? 必要な費用項目をお伝えします

2024.02.20

家づくりで一番考えることは費用面ではないでしょうか。工事費以外にも、実はさまざまな諸経費が必要となるため、早い段階からそれらも予算内に組み込んでおかなければなりません。今回は、家づくりをする際にかかる費用について、解説していきます。

1.注文住宅の総費用は?

注文住宅を建てる場合に必要な費用の割合は、どの程度でしょうか?

家づくりの総費用は大きく分けると3つになります。

総費用=本体工事費+別途工事費(付帯工事費)+諸費用(+税金)

<総費用に対しての目安>

本体工事費:60~65%

別途工事費:15~25%

諸費用:約20%

建てる家や条件によって、すべての家がこの割合に当てはまるわけではありませんが、平均的にはこれくらいの費用割合となります。

2.注文住宅の施工費用の内訳

2-1.本体工事費

本体工事費は、建物本体にかかる費用のことです。

<具体例>

・仮設工事

工事に必要な足場の組み立て、仮設電気、水道、トイレの設置

・基礎工事

構造全体を支えるための工事

・木工事

木材を主原料として加工や組み立て、取り付けをする工事

・内外装工事

床フローリング、タイル張り、クロス張りなどの内装工事

外壁、屋根、塗装などの外装工事

・空調工事や設備の設置工事

キッチンや浴室など、家の設備の設置にかかわる工事

2-2.別途工事費(付帯工事費)

別途工事費は、主に建物を建てるための工事や屋外の工事費用のことです。建物本体以外の工事にかかる費用となります。

<具体例>

・水道管・ガス管工事

水道やガス本管を家の敷地内に引き込む工事

・外構工事

駐車場や庭、塀など建物の外の工事

・照明器具・エアコン・カーテン等の取り付け工事

建物全体の電気をまとめる配電盤の設置、電気のスイッチやコンセントカバーの取り付けなど。本体工事費に含まれる場合もあります。

・解体工事・地盤改良工事

家の建て替えなど、土地に古い家が建っている場合には解体工事費用がかかります。さらに地盤調査や地盤改良工事が必要な場合もあります。

2-3.諸費用

諸費用には、本体工事費および別途工事費以外の費用で、さまざまな種類があります。

<具体例>

・設計料

設計事務所に設計を依頼する場合、設計料が必要となります。

※設計料についてはこちらをご覧ください。

設計料とは? 設計事務所に依頼した場合の一般的な相場について解説します

・建築にかかわる費用

地盤調査費、建築確認申請費用

・登記関係

建物の所有権保存登記、土地の所有権登記、建物表題登記、抵当権設定登記

・借入にかかわる費用

融資事務手数料、保証料、団体信用生命保険特約料、特約火災保険料、印紙代

・建て替え費用

仮住まい費用・引っ越し費用・貸倉庫費用

・その他の費用

地鎮祭、上棟式などの祭典費、近隣へのあいさつ等の雑費

・税金

各費用に対して、税金がかかります。金額が大きいため、消費税の額だけでも高額となります。その他にも印紙税・不動産取得税・登録免許税・固定資産税などの税金や登録手数料が必要となります。

2-4.土地購入費用

土地がない場合は、もちろん土地購入費用も必要となります。

※土地探しについてはこちらをご覧ください。

もう迷わない土地探し! ポイントをおさえてスムーズに探す方法とは?

まとめ

これらの費用は、立地条件やどのような家を建てるかによって変わってきます。弊社では、できるだけ早い段階で総費用やスケジュールのお話をさせていただいております。家づくりをお考えの方はどうぞお気軽にご相談ください。

※ご相談から注文住宅完成までの流れについてはこちらをご覧ください。

注文住宅完成までの気になる流れと期間について