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家を建てるとなると、やはりお金のことが気になるものです。設計事務所に依頼をした場合、建築費用とは別に設計料が必要となります。今回は設計料とはどのようなものなのか、一般的な相場はいくらなのかについて紹介します。

1.設計料の相場は?
1-1.設計料とは
建物を建てる際、まずはどのような土地にどのような建物を建てるか設計図面に描かなくてはなりません。間取りやデザイン面だけでなく、法律や構造に問題がないかを考慮して設計する必要があります。
設計料のことを「設計監理料」と呼ぶこともあり、一般的に設計料には監理料も含まれています。
設計料とは、建物の工事を始める前に行う主に以下の業務に対する料金のことです。
・お客様の希望を整理する
・土地の形状や法令などの条件の整理
・役所等との協議
・基本設計及び実施設計
・建築確認等の申請業務
監理料とは、建物の工事が問題なく進むために行う主に以下の業務に対する料金のことです。
・施工会社の選定
・施工会社からの見積もりの精査
・設計図通りに工事が行われているかの監理
・各種検査や引き渡しの立会
※詳しくは、こちらをご覧ください。
1-2.一般的な相場(設計事務所の場合)
設計事務所に設計を依頼する場合、設計料の一般的な相場は工事費用の10~15%と言われています。例えば2000万円の住宅を建てた場合、設計料は200万円~300万円が設計料の相場となります。
ハウスメーカーや工務店と比較するとやや高めですが、設計事務所は設計を専門に行っているため、土地条件に合わせた設計や規格にとらわれない依頼者の要望を取り入れた設計を行ってもらえるというメリットがあります。
※詳しくは、こちらをご覧ください。
家を建てるなら設計事務所がおすすめ! メリットデメリットを解説します!
2.設計料は工事費の何パーセント?
多くの設計事務所が独自の算出方法を定めていますが、一般的な住宅を建てる場合の設計料の相場は「工事費の10~20%」くらいです。また、リフォームや小さめの住宅を建てる場合は、一般的に設計料の比率が上がります。工事費用が半分になるからと言って、設計や監理の仕事が半分になるわけではないという理由からです。事務所によって設計料の割合は異なっていますので、事前に確認をしておきましょう。
3.設計料を坪単価で算出する場合
坪単価で設計料を算出する方法を取っている事務所もあります。その場合は「坪8万円~18万円」あたりが相場の金額です。他にも面積に応じて設計料の目安が定められていることもあります。ですが、結果的には一般的な相場とそれほど変わらないことが多く、特徴としては「総工費が上がったり下がったりしても、設計料が変わらない」という点が挙げられます。
4.国土交通省の「略算方法」による設計料とは
設計監理料の算出方法は、国土交通省告示第98号に記されています。この計算方法では工事費はまったく関係なく、人件費や技術料をもとに算出します。そのため、現実からはかけ離れた高額な設計料となることも多いため、上記のような設計料の算出方法を決めていることが多いようですが、言いかえれば、設計の仕事はそれだけの技術が必要で、責任の重い仕事であることを国が認めているということになります。
まとめ
弊社では、一般的な2階建て40坪程度の木造注文住宅の設計・監理料として、坪6万円(税別)を目安とさせていただいております。(工事費が3000万円とすると8%)
上記にもありましたが、坪単価とさせていただいているのは、「総工費が上がったり下がったりしても、設計料が変わらない」ため、適材適所の材料の選定や、コストダウンのご提案をさせていただいているからです。
また、「ハウスメーカーや工務店と比較するとやや高め」とされていますが、当然ハウスメーカーや工務店にも設計士がいて、その人件費はかかっています。ハウスメーカーや工務店において設計料が割安に設定されているのは、工事費に上乗せされているケースが多いようです。弊社から工務店へ依頼する場合はそれらの費用が上乗せされていないか精査して工事を依頼しておりますので、工事と設計監理は費用面も業務面もきっちり切り離されています。データとしては、弊社がお見積りを依頼する工務店は、設計士や営業マンをかかえ宣伝を行っているような工務店の工事費より、坪10~20万円ほど安くできていますので、設計料に坪5万円かかってもトータルでの費用は抑えられ、ハウスメーカーなどの規格や標準仕様にとらわれない自由な設計で、第3者の目で監理された安心品質の住宅の建築が可能となっております。
初めての家づくり、分からないことや不安なことも多いかと思います。土地探しも一緒に行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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